初心者のためのリードの買い方【バリサク編】

バリトンサックスをはじめとする、サックス演奏時に欠かせないもの……、それは「リード」です。しかしサックス初心者の方は、どれがいいのかと悩んでしまうかもしれません。そこで今回は「初心者のためのリードの買い方【バリトンサックス編】」をお送りいたします!

ステキなリードに出会うために、リードについて知ろう

リードやマウスピースは、一見するとあまり差がないように感じるため、どれを選べばいいのか悩むのは初心者あるあるです。まずはあなたの思い描く音色を奏でるために、リードに関する知識を身に着けていきましょう。

リードって何?

リードはケーンという素材でできた、薄い板のようなものです。ケーンは日本でいうところの「葦(ヨシ)」の仲間で、見た目やしなり具合などの雰囲気から竹と勘違いされることもあるようです。

リードの寿命は約1~2週間程度

サックスの音色を大きく左右するリードは、少しの衝撃で欠けてしまったり、割れてしまいます。またマウスピースと一緒に口に含むことで音を出すアイテムのため、消耗が早いと考えておきましょう。一般的な寿命は約1~2週間程度。長く使いすぎると劣化してしまい、いい音が出せないどころか、口の中をケガしてしまう可能性もあります。状態に問題がなさそうでも、適度なタイミングで交換することをオススメします。

リードには種類がある・厚み(硬さ)

リードは「厚さ(硬さ)」と「カット」で違いがあります。リードの箱に書かれている数字が、リードの厚さを表す数字です。一般的には数字が大きくなるほど、厚さや硬さが増していきます。厚みがある方が深みの出る音色を奏でられますが、息が入れにくいことなどから、初心者にはあまりオススメできません。最初は2~2.5程度からスタートし、サックスに慣れてきたら少しずつ数字をアップしていくといいでしょう。

リードのカットの違い

リードのカットは「ファイルドカット」と「アンファイルドカット」の2種類。吹奏楽やクラシックの演奏が多い方はファイルドカット、ジャズなどを演奏する方はアンファイルドカットを使うことが一般的です。ファイルドカットの特徴は全体的に明るめの音色が魅力で、アンファイルドカットよりも音の立ち上がりが早い印象が。ジャズ向きと言われるだけあるアンファイルドカットの特徴は、落ち着いた渋さのある音色が魅力です。

オススメのサックスのリード3選

リードのことがわかったところで、いよいよリードを選んでみましょう。さまざまなメーカーから、いろいろなリードが販売されいていますので、筆者がオススメしたいリードを3つご紹介しましょう。

オススメのサックスのリード1. Vandoren「サクソフォンリード トラディショナル」

サックスのリードの定番といえば「青箱」の相性で有名な、Vandoren(バンドーレン)の「サクソフォンリード トラディショナル」。世界中のサックス奏者から親しまれ、Vandorenの代表作として、長年に渡り愛されてきました。特徴はひとことで言えば「スタンダード」。定番と呼ぶにふさわしい、誰でも使える使いやすさは最大の魅力。サックス初心者の方に最初に使ってもらいたいイチオシのリードです。

オススメのサックスのリード2. RICO「リード グランドコンサートセレクト」

高音域が安定することで評価の高い、RICO(リコ)の「リード グランドコンサートセレクト」も、全体的なバランスが非常に良く、初心者にも扱いやすいでしょう。吹奏楽などに所属する学生さんたちにも人気があります。柔らかく透明感のある音色は、遠くまで音色を響かせるために、リードの中央部分となる「ハート」が厚めになっています。まろやかな優しい音色を奏でたい方にはマストなリードでしょう。

オススメのサックスのリード3. Legere「樹脂製リード シグネチャーシリーズ サクソフォン用」

Legere(レジェール)のリードは樹脂でできているので、ケーンのような天然素材とは異なり、湿度に左右されることもない上に、いい音色を出すためのリードの慣らしも必要がありません。Legereのリードは環境や状態に影響されることがなく、常に同じ状態を維持します。リードを気にせず練習に集中できることは、初心者サックス奏者にとってとても大きなメリットとなるでしょう。

リードの保管方法

多くのリードは天然素材であるケーンで作られているため、「乾燥」と「湿気」が大敵です。乾燥と湿気にやられてしまうと、リードは反ってしまったり、波打ったりして原型を留めなくなっていきます。水分が多くなる季節にはカビにも要注意。マウスピースにつけたままにしていると、衛生面でも問題がある上に、マウスピースにサビや汚れが付着してしまうことも起こりえます。専用のケースで丁寧に保管すれば、使用できる期間が2~3カ月まで伸びることも珍しくありませんので、ぜひ用意しましょう。

使い終わったら乾いた布で拭いてケースへ

理想的な保管方法は、演奏を終えた後にリードを乾いたやわらかい布で丁寧に水気を拭き取り、サックスのリード専用のケースに保管するやり方です。乾燥させすぎにも注意が必要ですので、専用ケースでの保管が管理をしやすくてオススメです。

リード選びは、奏者との相性が大切

使っている楽器とリードの相性が大切なように、サックスを演奏する方とリードの相性も大切です。まずは一般的に使われているリードからスタートし、リードとの付き合い方を、サックスとの付き合い方とともに身につけていきましょう。そうしているうちに、新たなリードとの出会いがやってくるはずですよ!