黒いサックス?バスクラリネット

バスクラリネットとは?

あまり聞きなれない楽器ですが、バスクラリネットとは通常のクラリネットの倍の大きさがある木管楽器です。運指はクラリネットと同じですが、オクターブが1つ低いため重厚な低音が響くのが特徴です。

主にソロで使われますが、オーケストラなどの合奏でも用いられます。バイオリンなどの主役となる楽器のハーモニーを担うことから「縁の下の力持ち」的な役割を担い、全体の音律を支える楽器でもあります。

バスクラリネットの歴史

バスクラリネットは18世紀中頃に発明されたといわれていますが、実はその発祥は定かではありません。

有力な説としては、西暦1772年フランスのパリでGilles Lot氏によって製造されたといわれています。

当初はクラリネットの亜流というよりも、ファゴットに似た形状をしており、運指も現代のそれとは異なっていました。主に軍楽曲に使われていましたが、その役割と今と変わらず木管楽器のセッションをサポートしていました。

それから19世紀に入り様々な多くの改良がなされ、1838年にAdolph Sax氏がまっすぐの簡体がついている現代のバスクラリネットになりました。

そのバスクラリネットが使われた最初の曲は、マイアベーアの歌劇「ユグノー教徒」であり、その第5幕にソロで演奏されています。軍楽曲で使われていた当初のバスクラリネットが、初めてオーケストラに登壇した歴史的瞬間といってもよいでしょう。

以降も様々な発展を重ねて、以下の3種類のバスクラリネットが存在しております。

①グラナディア製

グラナディアと呼ばれる木材を彫ったものであり、1本から作り上げていますので、木目がしっかりしておりいかにも職人的な仕様になっています。

②グリーンライン製

グリーンラインという砕いたグラナディアと樹脂を溶かしてくっつけたもので作られた仕様であり、グラナディア製と比べて木目がありません、しかし、音色はグラナディアのものと変わりませんので、初心者の方にオススメです。

③樹脂製

100%樹脂から作られていますので、前の2種類と違いひび割れの心配がありません。そのためパレードで使われることが多いのが特徴です。

有名な女性のバスクラリネット奏者特集!

こちらでは、著名な女性バスクラリネット奏者をご紹介いたします。

低音楽器でオーケストラを支える役割を持つバスクラリネットですが、ソロでも確かな実力を発揮する木管楽器でもあります。

どのように活躍しているのかをご紹介いたします。

①千葉友希さん

『バスクラリネット 女性』とGoogleで検索すると、トップ1ページ目に出てくるクラリネットの演奏者です。

千葉さんはGVIDO Ⅸに所属するメンバーであり、低音が響く男性的なバスクラリネットを繊細に演奏します。

最近の功績としては、めざましクラシックス超絶技巧選手権の出演やNHKが放送する「チコちゃんに叱られる」のVTR出演が挙げられます。

むろん他の楽器との調律も素晴らしく、主にピアノとの重奏が得意なようです。

②小和田芽愛さん

高校生時代に日本バスクラリネットコンクールを2連覇した記録を持つ、まさに期待が集まる演奏者です。

小和田さんはバスクラリネットをクラシックだけに留まらず、様々なジャンルの曲の演奏に用いており、バスクラリネットの新たな可能性を追究しています。

当然その技量も高く、重厚な低音なのにどこか耳に心地よく響きます。

まだ1999年生まれと若いため、今後さらなる活躍が期待される女性バスクラリネット奏者の一人です。

まとめ:千変万化! 独奏もこなせるバスクラリネット!

  • バスクラリネットとは通常のクラリネットの倍の大きさがある木管楽器です。オクターブがクラリネットと比べて1つ低いため腹に響くような低音が響くのが特徴的です。
  • 現代日本では女性のソロで使われます。オーケストラで用いられる際には木管楽器の音律をサポートします。
  • その発祥ははっきりしておらず、有力な説としては西暦1772年フランスのパリでGilles Lot氏によって作られたとされています。ファゴットに似た形状をしており、軍楽曲の演奏に使われていました。

以上が、バスクラリネットの解説になります。

吹奏楽やオーケストラでバスクラリネットを担当することになって、がっかりしている人は安心してください。

バスクラリネットはソロやカバーまでこなせる人気の楽器なのです!

なので、バスクラリネットが上手くなれば、のめり込むこと間違いありません。

この記事で少しでも、バスクラリネットに興味を持って頂けたのなら幸いです。